プライマリ・ケア

家庭医療を学び始めた人が知っておきたい家庭医! 岡田 唯男 先生

この記事では、私が尊敬する家庭医の大先輩について紹介します!

家庭医の先人たちが、実はとても学びになる資料をネット上で公開していますが、あまり認知されていないものが多いです

この記事では

「家庭医ってそもそもどういう医師なの!?」

「家庭医療を学び始めたけど、どうやって深めていけばいいかわからない!」

という方のために、

日本で20年以上家庭医を育成し続けている岡田唯男先生が長年に渡り蓄積し、公開してきた情報をまとめて

家庭医の魅力

家庭医療のコアとなる考え

を紹介していきます

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亀田家庭医のことも分かるよ

岡田 唯男(おかだ ただお)先生の略歴

1995年 神戸大学医学部 卒業

在沖縄米国海軍病院、京都大学医学部附属病院で勤めた後に渡米

ピッツバーグ大学メディカルセンター附属シェイディサイド病院
家庭医療学レジデンシーに所属し、米国家庭医療専門医を取得

ピッツバーグ大学公衆衛生大学院 卒業 公衆衛生学修士取得

2002年9月 帰国し、医療法人 鉄蕉会 亀田総合病院 家庭医診療科部長代理とし着任

2005年4月 指導医養成コース事業としてHANDS – FDF (Home and Away Nine DayS – Faculty Development Fellowship) を設立

2006年6月 家庭医療の実践、研修、研究の場として開設された亀田ファミリークリニック館山の院長に就任

家庭医療後期研修プログラムのディレクターとして家庭医を数多く輩出

プライマリ・ケア、家庭医療学、卒後教育の専門家として、全国の指導医養成セミナー、ワークショップファシリテーター、コンサルタント、主催者として招待

亀田ファミリークリニック館山で研修を終えた家庭医は「亀田家庭医」と呼ばれ、毎年行われる日本プライマリ・ケア連合学会の家庭医療専門医試験で成績優秀賞を数多く受賞しています

亀田家庭医の魅力3選

2018年から亀田ファミリークリニック館山の家庭医療後期研修プログラムのディレクターは岩間 秀幸(いわま ひでゆき)先生に代わっています

指導体制がより強化されて、亀田家庭医「岡田門下生」として毎年数多くの専攻医が集まって来ます

長期に渡り支持され、専攻医が集まる亀田家庭医の魅力を3つ厳選して紹介しましょう

  1. 診療領域の幅の広さと圧倒的な臨床力
  2. フェローシッププログラムの存在
  3. 多様性

①診療領域の幅の広さと圧倒的な臨床力

診療の幅の広さは、岡田先生が家庭医の教育で徹底的にこだわっているポイントの1つです

亀田ファミリークリニック館山は亀田メディカルセンターグループに所属する一医療機関ですが

外来診療、訪問診療、透析診療、妊婦健診、産後ケア、婦人科診療、子宮がん検診、乳幼児健診、小児発達診療、思春期診療、予防接種、健康診断、整形・スポーツ医学、リハビリテーション、ヘルスプロモーション、遺族ケアを行っています

なんと、これらをすべて家庭医が担っているのです

各領域に得意な医師がそれぞれを担うのではなく、亀田家庭医は全員がこれらをマスターできるようになっています

特に重要な領域については、コアレクチャーが準備され、毎年4月に総計約60時間のレクチャーが行われます

レクチャー内容は、上級医が日本のみならず世界中の最新のガイドラインなどを確認した上で最新の知見をアップデートし、岡田先生のチェックを受けて作成・更新されています

診療の幅が広くても、高い質を保つ仕組みがあるのです

②フェローシッププログラムの存在

一般的に日本の多くの専門医資格において、「指導医」になるための「指導者」としての教育を受ける仕組みが整っていません

亀田家庭医では、指導医養成プログラム(Faculty Developmentプログラム)が、研修プログラムに組み込まれています

指導者としてのエッセンスを学び、実際に後輩の指導を行い、プログラムを修了した時点で指導者として一人立ちできるのです

③多様性

岡田先生語録の中に「家庭医療の範囲は、人の生活の営みに関すること全てだ」というものがあります

いろいろな人がいて、一人ひとりが自分らしく生きている

人の命・人生を預かる医療の現場では、理論やガイドラインでは決められないことが沢山あります

「その人らしさ」を受け入れ、時には迷ったり、悩んだりしながら、患者さんに寄り添い、一緒に歩んでいくのが家庭医なのです

また、そんな家庭医も、人間であり、さまざまなものを抱えて生きています

亀田家庭医の研修の場は、医師一人ひとりの成長の場として、お互いの多様性を認め、安全な場であるという風土があります

「①診療領域の幅の広さと圧倒的な臨床力」だけでは画一的な医師像となってしまいます

しかし、実際は亀田家庭医一人ひとりの長所が育ち、枠にとらわれない家庭医が次々に誕生しているのです

岡田 唯男先生の発信情報

岡田先生のプライマリ・ケア、家庭医療学、卒後教育の専門家としての重要な情報は、実はかなりの部分が公開されています

SCRIBDに公開しいてるPDFは、家庭医療初学者から熟練者まで、おすすめの内容です!

SNSでも日々情報発信しているので、要チェックです!

研究者情報

ResearchGate

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著作物

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